- tomomimarty
「stay HOME photo」が始まったきっかけ
フリーウエディングプランナーの舘 ともみです。
6月に入り、夏の訪れを感じる毎日ですが、皆さんはどのようにお過ごしですか?
先日、SUEHIROさんにお声がけをいただき、
花嫁さん向けに「stay HOME photo」についてインスタライブにてお話をさせていただいたのですが、
その一つにリリースのきっかけをお伝えしたので、ブログにも残しておこうと。
それは、コロナウイルスの影響を少しづつ感じていた頃。
このウイルスの影響はどこまで大きくなるのか、続くのか、今後未来はどうなってしまうのか…
そんな不安が頭をめぐる中、「結婚式の延期・中止」が続出。
ウエディングに携わる身として、「私たちにできることは何もないのか…」と
タキシードブランドVERB Wedding のPRとして活動している友人と2人で長時間話し、
「結婚式や結婚に対して少しでも前向きになるきっかけを作り出そう」という思いから始まりました。
全てオンラインで行うなんてことは、私たちもクリエイター陣も経験はないので全て1から。
どんな内容にしたら、、と考えながる中、
結婚式が延期になってしまった方の中には、なかなかプランナーさんとのコミュニケーションが取れず、今何をしたらいいのか…と悩んでいる方も多いと耳にしていました。
それであれば、写真を撮影して残すだけではなく、
今ある小さな不安までも解消できる時間になったらいいなという思いで、
各クリエイターと繋がることができるオンライン打ち合わせをプランに入れ、
その時間そのものが意義のあるものになるようにと。
本当はリアルでヘアを作りたい、撮影したいはずなのに、
打ち合わせを重ね、迎えた初めての撮影当日。
ヘアメイクさんが、画面越しに一緒にヘアアレンジをしたり、
撮影のポージングやカメラの角度をレクチャーしたり、、
プランナーとアクセサリーを決めたり、、
ひょっこり新郎さんが出てきて、新婦さんが新郎さんのヘアをいじってみたり。
いろいろ不便だけど、なんだかその空間はあったかくて、口角が緩んでしまう感じ。
無事撮影は終わり、上がってきた写真を見て、私が改めて感じたことは、
「今を残すことの価値」を伝えていきたいということでした。
今何を感じ、お互いにどんな思いでいるのか。
一緒に時間を過ごしていると、少なからず気持ちは進化していきます。
だからこそ、「今」を残しておくことに意味があると思うのです。
1年後、その先の未来に結婚式が控えていたとしても、
こんなに時間を共有できたり、お互いのことを見つめるられるのはきっと「今」だけ。
このコロナウイルスの影響で問題はもちろん多いですが、そのおかげで当たり前であることが特別であることに気づくことができたきっかけでもあったと思います。
これからの結婚式は、様々な選択肢の中に生まれると思います。
結婚式はこうあるべき。ではなく、
2人にはこれが必要だ!という考え方を柔軟に提案していくことが求められるますね。
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